- プログラミング言語とは何か
- プログラミング言語の種類
- 最初の言語にオススメなプログラミング言語
前回のゼロわかはこちら▼
プログラミング言語はプログラムの材料
プログラミング言語はプログラミングの材料で、コンピュータにお願いをするための言葉。
すべてのプログラムは何らかのプログラミング言語によって作られています。
誰かに手紙を書く時の材料は、日本なら日本語、アメリカやイギリスでは英語ですよね。
人間同士でも日本語や英語を使って交流するように、コンピュータに伝えるにもいろんな言語があり、プログラミングの材料はプログラミング言語なのです。
プログラミングについて学んでいるあなたであれば、HTMLやC言語などを耳にしたことがあるでしょうが、それがプログラミング言語の種類です。
プログラミング言語には多くの種類があり、Web画面を作るのにはHTML、統計や人口知能にはPythonと、その言語によって得意分野が異なります。
ですので、やりたいこと、得意分野を把握したうえでプログラミング言語を選ぶ必要があります。
プログラミング言語の種類
言語名 | 利用分野 | 難易度 | 初心者おすすめ度 |
---|---|---|---|
HTML+CSS/JavaScript | Webページ | ||
PHP | Webアプリ | ||
Java | Webアプリ | ||
C# | Webアプリ | ||
C言語 | 業務システム |
HTML+CSS/JavaScript
HTML(エイチティーエムエル)、CSS(シーエスエス)、JavaScript(ジャバスクリプト)と読みます。
Webページを作る上で欠かせない言語で、Yahooや有名サイトなどほぼすべてのサイトで使われており、私たちに最も身近な言語と言えます。
初めてプログラミングをやるなら、まず触れてほしい言語。
このサイトでも初心者にオススメする言語で、開発環境も手軽で動かした結果も直感的と、とっつきやすい言語です。
これはHTML+CSS/JavaScriptという言語ではなく、HTML、CSS、JavaScriptの3つの言語を組み合わせたもの。
いきなり3つの言語もやるの?と思われるかもしれませんが、それぞれ組み合わせて使用されることがほとんどですので、3つ合わせて学んだ方がよいでしょう。
3つの言語ですが、しっかり一つずつ丁寧に解説しますので、ご安心ください。
PHP
PHP(ピーエイチピー)と読みます。
Webアプリケーションでよく使われている言語で、目に見えないところの処理(サーバサイド)で使われることが多い言語です。
サイト構築でも有名なWordPressはこの言語で作られており、WordPressで作られているサイトも多いため比較的身近なプログラミング言語のひとつです。
文法もわかりやすく、実行もしやすいため初心者にもオススメの言語です。
自分はC言語→Java→C#+HTML+PHPという順番で学びましたが、実際PHPは初心者向けで学びやすいと思いました。
ただ、JavaとかC#に慣れてからだったので、型という考え方がないなど戸惑いはしました。
Java
Java(ジャバ)と読みます。
こちらもWebアプリケーションでよく使われている言語で、目に見えないところの処理(サーバサイド)で使われることが多い言語です。
また、PCアプリやAndroidアプリなどでも使用され、汎用性がかなり高いことが特徴です。
30億以上のデバイスで動くと公式にアナウンスされているなど、あらゆる場所で動くことが出来る言語です。
HTML、PHPと違い、変数などに型という考え方があり、この2つより習得難易度は高いでしょう。
ただ、型という考え方をしっかり習得できれば、予測できることが多いなど利点の多い言語です。
C#
C#(シーシャープ)と読みます。
こちらもWebアプリケーションでよく使われている言語で、目に見えないところの処理(サーバサイド)で使われることが多いMicrosoftが開発した言語です。
Windows OSやAndroidアプリケーションの開発で利用されているなど、Javaとかなり似ている言語です。
Javaと同様、変数などに型という考え方があり、この2つより習得難易度は高いでしょう。
ただ、型という考え方をしっかり習得できれば、予測できることが多いなど利点の多い言語です。
お金はかかりますがVisual Studioの開発支援環境が強力で、プログラミングのしやすさはかなり高いです。
C言語
高速で融通が利きやすい反面、作成難易度が非常に高い言語で、データが多い処理速度が求められる業務システムなどに使われることが多い言語。
めちゃくちゃ難しいので、初心者にオススメはできません。
新卒でプログラミング経験ゼロで入った会社で初めて触った言語がC言語でしたが、もしC言語のままだったら仕事を続けられなかったんじゃないかという難しさです。
もちろん、自分が経験ゼロだったということもありますが、10年以上たった今考えてみても難しい言語です。
言語に選択肢がなかった昔ならともかく、今初心者が触る言語ではないと思っています。
ですが、この言語ある意味めちゃくちゃ融通が利く言語とも言えます。
なぜなら、自分でかなり細かくコンピュータへの指示が出せるから。
車で言えばマニュアルのようなもので、JavaやC#では勝手にやってくれることもC言語では自分でやってあげる必要があります。
その分、融通が利き、高速なので大規模な業務システムなどに使われたりしています。
プログラミングをより自分のものにしたい、上級者向けの言語と言えるでしょう。
最初の言語にオススメなのはHTML+CSS/JavaScript
プログラミングを学び始める最初の言語にオススメなのは、HTML+CSS/JavaScriptです。
- 開発環境が整えやすい
- 結果が画面に見えるので直感的
- プログラミングの基礎を学びやすい
開発環境が整えやすい
プログラミングには開発環境というものが必要で、HTML+CSS/JavaScriptはそのハードルが低いためオススメ。
- パソコン(低スペックでもOK)
- メモ帳(無料でOK)
- ブラウザ(無料でOK)
JavaやC#などでは専用の開発キット(SDK)をインストールしたりしなければならず、まずそこからハードルがかなり高く、実際僕も開発環境整備が上手くいかずに1週間開発できなかったことがあります。
同時に高機能のパソコンを求められることもあり、価格の面でもとりあえず始めると言うことが出来ません。
その点HTML+CSS/JavaScriptでは、パソコン、無料のテキストエディタ、無料のブラウザでOK。Windowsパソコンであればテキストエディタはメモ帳がありますし、Macでも同様にメモが使えます。
ブラウザについてはパソコンに備え付けのものでもいいですし、Chromeなども基本的に無料で使用できます。
なお、作ったWebページをインターネットに公開するにはサーバの知識等、プログラミングだけではない知識が必要になってくるので、まずは自分のパソコンだけでプログラミングをすることになります。
結果が画面に見えるので直感的
結果が画面に見えて直感的で、作っている感触がわかりやすいこともオススメポイント。
WebページのHTMLの文章を変えたければ、テキストエディタでその内容を変えて保存するだけでOK。
2STEPだけで済みます。
- メモ帳でHTMLを作成
- ブラウザでHTMLを開く
変更した内容もブラウザで開けばすぐに確認でき、しかも画面という目に見えるものなので作っている、直しているという感覚がとても強く、作っているという感覚をつかみやすいです。
プログラミングの基礎を学びやすい
プログラミングの基礎としてファイルの読み込みや、役割ごとにファイルを分けたりすることがありますが、HTML+CSS/JavaScriptはそれを学びやすいです。
というのも、基本的にHTMLとCSSとJavaScriptはファイルを分けることが多く、自然と役割も分けられます。
ファイルの読み込みや役割を構造化するという考え方を学ぶことが出来ます。
今回のゼロわか
- プログラミング言語とは何か
- プログラミングの材料
- プログラミング言語の種類
- いろんな種類があり、難易度や得意分野も異なる
- 最初の言語にオススメなプログラミング言語
- HTML+CSS/JavaScript
お疲れさまでした。
今回は、プログラミング言語とは何かゼロからわかっていただきました。
次に学ぶこと
次はプログラミングを始めるには何かを学びます。
プログラミングをゼロから学ぶあなたはこちらから▼
HTMLをゼロから学ぶあなたはこちらから▼